私のAI組織図
社員はゼロ、部門は5つ
社員はゼロです。それでも部門は5つあります。
毎朝その日の最重要3件をまとめた報告が私の手元に届きます。書いたのは人間ではなくAIです。
AIを単発の道具として使うのではなく、私はAIを組織として組みました。
「使う」と「組む」は別物です。
今日はその全体像を公開します。
頂点にいるのは承認する私だけ
組織図のいちばん上に私がいます。やることは2つだけです。
方向を決めることと、最後に承認することです。手を動かす仕事はほぼ下に降ろしてあります。
窓口はひとり 指示は一言で足りる
私が話しかける相手は1人だけです。AI秘書です。
指示はここに一言入れれば済みます。あとは秘書が各部門に振り分けます。
いちばん大事なのは「トップ以外の目」
ここが組織の肝です。AIは平気で間違えますし、もっともらしい嘘を堂々とつきます(ハルシネーション)。
だからチェック役を独立して置きました。
私の会社には4人の参謀がいます。私以外の目です。
分身AI社長(AI CEO) — 私ならどう決めるかを私の価値観のまま裁定します
アルゴス(CRO・事実の番人) — 外に出す書類やメールを出す前に敵対的に粗探しします
カリオペ(CCO・文章の番人) — 原稿の構成と読みやすさを辛口で批評します
メティス(外部顧問) — あえて別のAIに意見を聞き私と秘書の盲点を突かせます
今このコラムもカリオペの目を通っています。
1人で決めると視点が偏ります。番人はその偏りを潰すための仕組みです。
部門は必要な数だけ自動で増える
その下に5つの部門があります。発信(CMO)・調査(CSO)・ブランド(CBO)・経理(CFO)・秘書室(COO)です。
最初は秘書1人でした。
同じ作業を繰り返すたびに、それを「型」にして部門が増えていきました。
使うほど組織が育つ設計です。今はその型が30を超えています。
人が寝ている間も会社は動く
部門の裏では自動化のエンジンが十数本動いています。
経費の集計から投稿の校正、書類づくりまでを自動で進めます。私が寝ている時間も会社は手を止めません。
土台にあるのはセキュリティです。
権限は最小限にとどめ、承認なしには動かしません。個人情報を外に出すこともしません。
私以外の目が監視することで抜けと事故が起きにくい。それがこの組織図の狙いです。
この組織が意味すること
私はひとりで会社を動かしています。人を増やすつもりもありません。
人を雇えば組織は手に入ります。しかし固定費と管理も同時に増えます。
AIなら組織だけを先に手に入れられます。雇うのではなく組むのです。
私の場合は役割を分けた瞬間にAIの使い方が変わりました。道具として使っていた頃には戻れません。
この組織を一から組むには知識と時間が必要です。
私はその設計を「仕組み」として今後渡せるよう整えています。
「独立家」とは何か
医療×経営、組織×個人、伝統×革新──
複数の世界を行き来しながら自分だけの立脚点で新しい価値を生み出す生き方。
Liberaiz が提唱する造語であり生き方の指針です。
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Dr.加藤|医学博士 × 独立家|株式会社Liberaiz 代表
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AIを単なる利便性の高い道具として消費するのではなく、役割を自律化させて「組織として組む」という設計思想には、非常に強い説得力があり、深く納得させられます。
窓口をAI秘書1人に絞りつつ、その裏で自らの価値観を反映した「分身CEO」や外部顧問の「メティス」など、視点の偏りを潰すマルチエージェント的な構造を構築されている点は、まさにこれからのAI駆動型経営のスタンダードになる先進的なモデルだと感じます。